症状固定のタイミング

投稿者: | 2017.03.16

交通事故で残ってしまった障害を後遺障害と言いますが、交通事故の後遺障害は事故後6カ月が重要なポイントになります。事故後6カ月経過しても怪我の症状が治る見込みがなく、これ以上回復しないと認定されると、症状固定という診断がおります。この症状固定になった後に残る症状が、交通事故の後遺症に当たります。
症状固定と診断されると、これ以上の治療をしても回復の見込みがないという事ですから、診療も打ち切られます。通院や人院にかかる費用や休業補償は、症状固定の診断が降りると打ち切られてしまいます。被害者からすれば、まだ症状が回復しきっていないのに治療費を打ち切られてしまうのは納得いかないかもしれません。もちろん、まだ症状に改善の余地がある場合に症状固定の診断が下されてしまうと、それ以降の治療の負担は被害者側になってしまうため、診断は慎重に行われる必要があります。

しかし、症状固定の診断は、示談金の金額の算定に必要なのです。症状固定になるまでにかかった費用とは別に、症状固定後に残った後遺症は、交通事故による後遺障害として認定を受けることになり、その結果慰謝料や逸失利益を受け取ることができるからです。症状固定は後遺障害等級認定の申請手続きのために必要なので、医師と十分に相談して診断してもらいましょう。